最も強い者が生き残るのではなく、
最も知的な者が生き延びるのでもない。
唯一生き残れるのは、
変化に対応できる者だけである。
~ Charls Darwin ~

2014年11月25日

【出講関連】総合病院でのコミュニケーション研修


今日は連携しているEAP会社の仕事で総合病院内のコミュニケーション研修に出講しました。昨年に続き、病院内で定期的に行われている医療安全研修会の枠組みの中で実施され、200名以上の医師・看護師・職員の皆様にご参加いただきました。

医療や教育の現場は、業務負荷の高さ、責任の所在や役割等の曖昧さ、対人関係等が主なストレス要因となります。裁量度が低く、達成感も得られにくい緩衝要因の少さからもストレスが蓄積されやすい職場環境といえます。

昨年は感情労働に伴うストレス要因に対し、緩衝要因を増やし、ストレスコントロールを適切にする演習を展開し、今年は、アメリカで開発された心理療法の考えをベースにストレス要因を減らすカリキュラムを構成しました。 1時間の研修を2回に分けて実施しましたが、終了後、病院側から「大変わかりやすく良かった」との感想をいただき、研修中も受講者の反応の良さが伝わりましたので実践への手ごたえを感じることができました。

今年も残り僅かとなりましたが、引き続き、職場のメンタルヘルス対策、ハラスメント防止、キャリア支援の 3つの側面から個人と組織の健康づくりに貢献したいと思います。

和田

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2014年11月11日

【出講関連】中国赴任者のメンタルヘルス支援 (上海)

昨日の常熟市での研修に続き、本日は上海市内にて日系企業2社を対象に海外赴任者の
メンタルヘルスセミナーを実施しました。

午前中は大手メーカーの駐在員を対象に、20代から50代まで幅広い年代の方、
40名にご参加いただきました。
明るく活力のある方が多かったため、反応も良く、演習も大いに盛り上がりました。

中国人の管理職の方も数名ご参加いただきましたが、とても熱心に受講いただき、
終了後、「とても良かった。実践的で役立つ内容だった。」と声を掛けていただきました。
日本人向けに作成したカリキュラムでしたが、中国人の方からの予想外の評価にストレス
マネジメントは他国でも通用する手ごたえを掴みました。

午後は物流関連大手の日系企業に出講しました。
上海および上海近郊から30名の駐在員の皆さまにご参加いただきました。
午前より静かな印象でしたが受講態度からメンタルヘルスに関する関心の高さが伺えました。

海外ではラインケアが機能しにくいため、本人のストレスへの気づきを高め、駐在員同士
や家族が不調者に気づき、支えあう意識の大切さをお伝えしました。

終了後のアンケートでは、

「リラクセーション法の実践が良かった。」
「家族とのコミュニケーションの大切さを改めて実感した。」
「日本で受講したメンタルヘルス研修より実践的だった。」
「ーセルフケアの実践に欠かせないのは、自分を知り、自分を大切にすること。ー
  の言葉がとても印象的だった。」

等のメッセージをいただきました。

上海および上海近郊でのメンタルヘルス支援を無事終えることができました。
来年も上海駐在員の心のケアを充実した内容で展開してまいります。

和田

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2014年11月10日

【出講関連】中国赴任者のメンタルヘルス支援 (常熟)

協力会社の上海トランスエージェントの仕事で上海に滞在しています。

今日は、上海から車で1時間程の常熟市において、日系企業駐在員対象のメンタルヘルスセミナーに出講しました。初めて常熟市を訪れましたが、上海市、蘇州市、無錫市に近い立地の良さから、近年多くの日系企業が進出しているとのこと。車中からの眺めからも発展の様子が伝わってきました。

天銘国際大酒店(ホテル)の会議室でセミナーを実施しましたが、週末開催のため、リラックスした服装でご参加いただきました。ストレスマネジメントを伝える側なのに日曜日の開催がストレスを与えないか心配しての出講でしたが、参加者の熱心な眼差しで安心することができました。

逆に、終了後に書いていただいたアンケートに「講師が休みなく働いているようなので心配です。」と温かいメッセージをいただきました。

セミナー内容は、これまでの支援を踏まえカリキュラムを変えてみました。

・多彩なストレス要因に対し、多彩なストレス対処パターンを選択する
・日常的に蓄積していくストレスに対し、睡眠効率を高めストレス解消や疲労の回復を促す
・自律神経の乱れに対し、自律神経の副交感神経を強化する
・逃げ場がない海外生活に対し、家族機能を高めて心の健康を保つ
・自覚しにくいストレスに対し、自己チェック表でストレス、生活習慣等を振り返る

という内容で展開しましたが、今後も駐在員の皆さんの声を参考に行動化に繋がる研修を展開したいと考えています。
本日ご参加いただいた皆さん、お疲れ様でした。

明日は上海市内に戻り、日系企業2社でメンタルヘルスセミナーに出講します。

和田

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2014年11月 1日

【公開講座】海外メンタルヘルス・ハラスメント・3講座募集開始

毎年、日本産業カウンセラー協会(東京支部)主催講座に出講させていただいております。
2015年は、これまでの2講座から新講座も追加され、3講座に出講する運びとなりました。
受講者アンケートから、「大変わかりやすい」「現場ですぐに役立つ」「最新情報が得られた」等という声を多くいただいております。

今回は、更にパワーアップした内容でカリキュラムを構成したいと考えております。
毎年、定員を超える予約をいただいておりますのでお早めにお申し込みください。

□セクハラ・パワハラ基礎講座(開催日:2015年1月17日)

http://mentalplus.co.jp/mentalhealth/2014/08/seminar.html

本講座4年目を迎えましたが、毎年定員を大幅に超える関心の高い講座です。
昨年はパワハラの風が吹き、今年はセクハラ問題が注目を集め、マタハラに関しては最高裁判決もでました。ハラスメント意識が高まる中、支援者に知っていただきたいセクハラ・パワハラの重要ポイントをわかりやすいカリキュラムと解説で展開します。

□海外赴任者へのメンタルヘルス支援(開催日:2015年1月31日)

本講座は3年目になりますが、過去2回は熱心な受講者で満員になりました。
日本企業のグローバル化が加速し、多くの会社員が海外赴任する時代になりました。
海外のストレス因子は?赴任者の適応方法は?組織の取るべき対策とは?
海外赴任者のメンタルヘルス支援をどのように展開したらいいか。
本講座では、一つの方法論をお伝えします。

セクハラ・パワハラ実践講座(開催日:2015年2月28日)

http://mentalplus.co.jp/mentalhealth/2014/08/seminar2.html

2015年からの新しい講座です。
基礎講座のアドバンスコースとして、ハラスメント担当者、カウンセラー、ハラスメント防止コンサルタント、産業保健スタッフ等が対象です。
ハラスメント行為者の対象が多様化する中、問題は複雑化しており、予防や対処の場面で専門家の力が求められています。ハラスメントの相談場面で求められるスキル、心構え、基本対応、困った時の対応方法を演習を通して身につけていただきます。

皆様にお会いするのを楽しみにしております。

メンタルプラス 和田