最も強い者が生き残るのではなく、
最も知的な者が生き延びるのでもない。
唯一生き残れるのは、
変化に対応できる者だけである。
~ Charls Darwin ~

2014年12月11日

[出講関連]教職員のメンタルヘルス


本日、公立の小中高の学校長を対象とした年内最後のラインケア研修を無事終えたところですが
、今年も多くの学校関係者にメンタルヘルスの重要性と具体的な対応について詳しくお話させていただきました。

主催者である教育委員会のご担当者とお話しているとメンタルヘルス対策を重視されている様子が、
よく伝わってきます。実際、研修だけでなく、毎年、様々な支援を積極的に展開され、現場の学校長の皆様からも与えられた環境を活かそうとする意欲が受講態度から伝わってくるため、支援者としても力が入ります。

本日のカリキュラムは以下のとおり構成しました。

・現状のメンタルヘルスについて
・メンタルヘルスと職場のメンタルヘルスの違い
・メンタルルヘルス領域3大テーマについて
・労働安全衛生法と安全配慮義務の重要ポイント
・メンタルヘルス不調の気づき方と対処法
・適応障害とうつ病について
・事例検討
・メンタルヘルス発症防止の取り組み

受講後の感想として、

「とてもわかりやすい内容だった。」
「実践的な内容で役に立つ。」

等と受講者の皆様から有り難いお言葉を掛けていただきましたが、日々、学校現場で起こる様々
な問題に対して、必ずしも十分な内容とはいえません。
今後は、テーマを絞り、より実践的な研修カリキュラムを提案したいと考えています。

文部科学省の調査によると、現在、公立学校では毎年8,000人を超える休職者が発生し、その内の約6割が精神疾患が理由です。職場の健康といえば、メンタルヘルスを指す状況となり、今後も益々、メンタルヘルスの取り組みを強化しなくてはなりません。

来年からは、大学も含めて教育領域でのメンタルヘルス、ハラスメント、キャリア支援を積極的に
展開し、個人の健康保持増進と快適な職場づくりに貢献したいと考えています。

メンタルプラス 和田

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