2016年9月 3日

【出講関連】秋の睡眠の日「睡眠とメンタルヘルス」


メンタルプラス和田です。

本日9月3日は、「秋の睡眠の日」です。
睡眠の日は、世界医学協会が定めている「世界睡眠デー:3/18」と日本独自の「睡眠の日:9/3」を合わせて、年2回制定され、全国で啓発活動が行われています。現在、「日本人の3人に1人は眠りに何らかの問題を抱えている」といわれています。
考えてみれば、私たちの身の回りには、コンビニ、ネットカフェ、DVDレンタル等の店舗が24時間営業し、家庭内では、テレビだけでなく、PC、スマホ利用者も爆発的に増えています。生活の豊かさや刺激的な時間と引き換えに睡眠時間は削られていくばかりです。
NHK国民生活時間の調査によると、1960年から2010年の50年間で日本人の睡眠時間は1時間短くなっているそうです。世界的には、日本人の平均睡眠時間は、韓国に次いで2番目に短いことも判明しています。フランスと比べると、1時間も睡眠時間が短いのです。
(平均睡眠時間 OECD2009:韓国 7時間49分・日本7時間50分・フランス8時間50分)

現代の日本人の睡眠不足あるいは不眠という問題は、私たちの思考、感情、意欲、行動、心身の健康等に悪影響を及ぼしますが、睡眠への関心こそ高まっているものの、睡眠改善の具体的な行動には至っていない人が多いようです。そういった状況を受け、弊社では、眠らなくなった日本人の睡眠習慣改善のため、睡眠改善セミナーを全国各地で実施し、睡眠の大切さと効果の高い快眠メソッドをお伝えしています。

本日は、日本産業カウンセラー協会 神奈川支部様主催の「睡眠とメンタルヘルス」に出講させていただきました。働く人のメンタルヘルスを支援する専門家である産業カウンセラーの皆様を対象に、睡眠科学の知見を基盤とした睡眠教育として、次のカリキュラムを展開いたしました。

・睡眠に関する国民運動
・睡眠障害について
・メンタルヘルスへの影響
・眠りのメカニズム
・睡眠改善のポイント
・睡眠相談演習
・リラクセーション法

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朝から6時間の講座でしたが、前半は座学中心で理解を促進し、後半は演習を体験いただき、睡眠改善指導のコツを掴んでいただきました。睡眠障害については、国内で数百万人いるといわれている「睡眠時無呼吸症候群」を中心に取り上げ、睡眠障害と関連が深いメンタルヘルスにおいては、昨年法制化されたストレスチェックとの関連から、うつ病等の精神疾患発症を防ぐ視点で解説しました。
熱心に受講される皆様の様子から、眠りの大切さに目覚めていただけたのではないかと感じました。講座終了後、みなとみらいの空に虹がかかっていました。皆様もご覧になりましたか?
綺麗な虹が講座の疲れを癒してくれたことでしょう。長時間の講座、本当にお疲れ様でした。

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秋の睡眠週間は、9月10日まで続きます。
この期間にご自身やご家族の睡眠習慣を見直し、QOS(Quality of sleep)を高めてください。

弊社では、企業、学校等の団体において、睡眠改善セミナーを実施しています。小・中・高校の保健授業や保護者向けのセミナーも受付しています。
関心がございましたらお問い合わせお待ちしております。

メンタルプラス 和田