2015年1月17日

【出講関連】満員御礼:セクハラ・パワハラ基礎講座


本日、日本産業カウンセラー協会主催のセクハラ・パワハラ基礎講座に出講いたしました。
2012年から4年連続の出講となりましたが、毎回満員になる関心の高い講座です。

4年前に出講した際、ハラスメントの知識が豊富な方というのは、それ程多くはなかったと記憶
していますが、質問やグループ討議の発表等から年々参加者のレベルが上がってきていると
感じます。もっとも今年はハラスメント講師として活動中の参加者が半数近く占めていましたので
当然のことかもしれません。4時間の長丁場でしたが最後まで意欲的にご参加いただきました。
基礎編は無事終了しましたが、今年は、セクハラ・パワハラ実践講座も2/28に開講されます。

ハラスメント問題は、行為の対象者が多様化する中、問題が複雑化していることから外部の
専門家の力が求められています。
産業カウンセラーは、その中心を担えるとの思いから講座を担当させていただく運びとなりました。
現在、定員30名で集客28名と伺っておりますので、今頃は満員になっていると思います。

今年は、厚生労働省からセクハラ・マタハラ初の本格調査を実施すると発表がありました。
セクハラは昨年不祥事が相次ぎ、6月には男女雇用機会均等法が改正され、予防・事後対応
の徹底、同性が対象であること等が明記されました。
また、マタハラにおいては、「妊娠による降格は本人の同意がなければ違法」との最高裁判決
が出たこと等が調査実施の背景にあると推察します。

パワハラに関しては、一昨年パワハラ防止の風が吹いた後、少し落ち着いた感がありますが、
個別労働紛争の相談件数は6万件を突破する勢いですし、労災支給決定件数も同数のトップ
から単独トップになる可能性もあり、引き続き注目されることでしょう。

将来、セクハラ・パワハラ・マタハラにソーハラが加わり、職場の4大ハラスメントと呼ばれる日が
くると思います。変わりゆく職場環境の中、組織に内在化していた問題が次々に顕在化しています。

ハラスメントのない社会、ハラスメントのない職場づくりを目指して、組織への支援体制を
一層強化してまいます。

メンタルプラス 和田


2015年1月15日

【出講関連】ラインケア個別教育研修


本日、協力会社から依頼を受け、ラインケア個別教育研修に出講しました。
現在、年間200回以上の講演、研修に登壇していますが、集団研修では、参加者の個別性に手当てすることが難しく、ときに限界を感じることもありますが、個別研修では、効率性こそ低いもの
「問題把握」「参加意欲」「行動化」「効果の期待値」等の点で集団研修より有利性があります。

現在、メンタルヘルス担当者を専任に置く会社も増えてきましたが、本日訪問させていただいた
企業も専任の担当者が毎年メンタルヘルス対策を熱心に企画・運営されています。

今年は、いつもと違う取り組みの中から新たな可能性を見出したいとのお考えから個別研修を
採用されたのではないでしょうか。
担当者の努力が結実されるよう今後も全力で支援させていただく所存です。

和田

【メディア】美容師の専門誌「TOMOTOMO」の取材を受けました。


先日、新美容出版様発行の若手美容師を対象としたスキルアップマガジン「TOMOTOMO」の取材を受けました。メンタルヘルス特集として、美容師を長く続けるためのストレス管理法について紹介しています。

以前から若手の離職率の高さは注目されていますが、美容業界にも当てはまる問題のようです。
専門的な知識と技術を習得した後、サロンで働き始めて2年~3年で辞める人にも様々な事情が
あり、苦悩や葛藤の日々を過ごしたうえでの決断だと思います。
一方、助けてくれる人がいたり、乗り越える力があるのに諦めてしまう人もいるかもしれません。
自分の問題だから自力で解決するしかないと考える人は、孤立しやすく、離職やメンタルヘルス
問題にも直面しやすくなりますので周囲のサポートを積極的に受けるようにしてください。

紙面では次の内容について紹介しています。

・ストレスとメンタルヘルスの関わりとは?
・悪いストレスが溜まるとどうなるの?
・メンタルヘルス不調になりやすい人とは?
・ストレス対処パターンを増やすには?
・「睡眠」で心と体の機能を高めよう!
・「食事」と「運動」でストレスに強くなる
・セルフモニタリングでポジティブに!
・目指す美容師を思い描こう

関心のある方は下記ホームページで購入できます。

新美容出版ホームページ「TOMOTOMO2月号」

今回の記事が美容師の皆さまのメンタルヘルス向上の一助になれば嬉しく思います。

メンタルプラス 和田

TOMOTOMO.jpg




2015年1月 1日

2015年・年頭のご挨拶


新年明けましておめでとうございます。
旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

本年、弊社は法人設立5年目を迎えます。
これまで多くの企業・団体様を微力ながら支援させていただき現在に至りましたが、
昨年は今後の支援内容を見直さなくてはならない大きな出来事が続きました。

メンタルヘルス関連では、6月に改正労働安全衛生法公布され、職場内のストレス管理の強化が
一層求められるようになりました。現場からは、職場の多様なうつ問題等が労務管理を複雑化し、
また、縦のコミュニケーション不足からハラスメント問題も多くなっている様子が伺えました。

ハラスメントにおいては、男女雇用機会均等法が改正され、セクハラの予防・事後対応の徹底と
同性も対象とすることが明示されました。世間では、セクハラの大きな不祥事が相次ぎ、民事上の
個別労働紛争相談件数は2年連続パワハラがトップとなり、「妊娠・降格は違法である」との
マタハラの最高裁判決も出ました。また、近年、精神障害におけるセクハラ・パワハラの
労災認定率が上昇し、組織のリスクを拡大させています。

社会全体が大きく変化する中、企業・団体においては、産業保健とコンプライアンス体制の
再構築を余儀なくされることでしょう。

弊社もこれまでの支援のあり方を見直し、現在の法律、労災、職場環境、労働者の価値観に合った実効性のあるサービスを展開するよう努めてまいります。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

メンタルプラス 和田